寝る前にツイッターを覗いたら、クソのようなツイートがあった。
経営コンサルタント気取りのバカのつぶやきだ。

今被災地で必要な物資は我々が想像するより遥かに単純なものだ。
少しの米。少しの燃料。少しの薬剤。
命が助かるということだけじゃない。
精神衛生上必要な、生きるために必要な安堵感。
3食飯を食う。寒かったら温まる。ケガしたら病院にいく。
当たり前の行動が制限された極限状況を抜け出すには、
米やガソリンや薬剤が必要だ。もちろん莫大な金も要る。

千羽鶴なんてものは、クソほど役にはたたない。

・・・それでよく経営コンサルタントが務まったものだと呆れるしかない。
ただの会計士じゃないのかこいつ。

極限状態において一番憂慮されるべきことは、残りの食料や金の問題ではない。
その状況を受け入れる精神状態がどうあるのか。そこしかない。
食料はまだあるが、精神的に追い詰められた一部の人間が、
食料を盗み食いすることによって計画が狂うなんてことはよくある話だ。
どのような状況であれ、お互いを思いやれるか。享受の心があるのかないのか。
それで問題は大きく変化するもんだ。

企業の経営状態を分析する上で一番重要な点もそこだ。
人⇒モノ⇒金の構造はループするが優先順序は変化しない。
常識だろう。
船井でイチからやり直せ。

千羽鶴が送られてきてゴミほど邪魔くさい。
その現場に笑顔はあるのか。

「人が死んでるんだ。飯がないんだ。笑えるか！」

甘えるな。
いつまで下を向いてるつもりだ。イチローが助けてくれるのか？
全国から義援金が集まるだろう。全国で節電を続けるだろう。
だがそれを未来へとつないでいくのは被災者自身じゃないのか。
現場の指導者やそれにまつわる人間は、
前を向かせるのが役目じゃないのか。

千羽鶴をただのゴミとしか思えないやつらが、どんな未来を切り開く？
生き残った子供たちに「これはゴミだから捨てましょうね」とでも言うつもりか？

情けない。
この国は本当に日本か？

さだまさしの歌で

日本じゃなく「ニッポン」なのよ

なんつう歌詞があったが、そういうことなのか。


復興の道は果てしなく遠いな。